2021-05-12 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第6号
例えば米国電気自動車メーカーのテスラ社は、バッテリーに必要なリチウム等について、米国内の鉱床の権益確保や資源メジャーとの調達交渉に乗り出すなどしています。世界最大手の中国バッテリーメーカーCATL社は、カナダの資源会社に出資し、アルゼンチンのリチウム開発に乗り出したとの報道もあります。
例えば米国電気自動車メーカーのテスラ社は、バッテリーに必要なリチウム等について、米国内の鉱床の権益確保や資源メジャーとの調達交渉に乗り出すなどしています。世界最大手の中国バッテリーメーカーCATL社は、カナダの資源会社に出資し、アルゼンチンのリチウム開発に乗り出したとの報道もあります。
それから、コバルト、これは非常に偏っていると申し上げましたが、このコバルトあるいはリチウム等を使用しない亜鉛負極電池、亜鉛のマイナス極ということですけれども、これは非常に革新型の蓄電池ということになるわけですが、こういうものの開発等も今進めているところでございます。
先生おっしゃるとおり、チリは、銅とかモリブデンとかリチウム等の鉱物資源の我が国の最大供給国でございます。我が国企業が投資を現地に行っておりまして、その鉱山で生産されたものが我が国に輸入をされているということでございます。
レアメタルにつきましては、るる述べられておりますけれども、単にニッケルとかクロム等だけではなくて、例えばチタン、コバルト、モリブデン、リチウム等とのバランス、さらには今後のハイテク産業の拡充発展を考えた場合には、今はアメリカに偏在している嫌いがあるものの、ヘリウムについての備蓄対策も必須の部門ではないかと考えます。